toru-murasawaの日記

IoT,Startup,Technology etc

スタートアップのyet another 知財戦略

知財って何?

スタートアップが保有する特許や著作権など含めて知的財産と呼びます。

 

それ美味しいの?

美味しくはないですが、零細企業であるスタートアップの貴重な時間と金を投じた結果の成果物である特許や著作権は"無形財産"です。

会社の財産である知財を適切な形で保護し、保有していくのは経営者の責任です。

 

うち特許なんてないよw

特許はなくてもソフトウェア等のデジタルコンテンツが事業の柱になるITスタートアップなら著作権という無形財産を自動的に保有している事になります。

 

著作権なんていつどこから発生するのよw

法人の発意により創作された著作物(デジタルコンテンツ)はその法人に帰属します。(職務著作)

よって、あなたの会社がリリースしたプロダクトは法人著作として法人に権利が発生帰属します。

受託案件の場合はどっちに帰属するの?

ビジネスの原理原則で言えば、金を出した側(発注者)に権利が帰属するのが自然でしょうがこれは契約に依存します。

受託した結果の成果物として全部、または汎用ルーチンなど一部のコンポーネントのみ権利を帰属させるかは契約次第です。

で、どうすればいいの?

受託契約にしろOEM提供するにしろ、著作権の帰属元とその範囲は契約書として案件着手前にしっかり締結しておきましょう。
もちろん、自社製品の場合は100%自社に権利が帰属しますが第三者が利用する場合は適切なライセンス契約を締結し範囲(独占・非独占)と対価をしっかり確定させるのも経営者の責務です。