toru-murasawaの日記

IoT,Startup,Technology etc

40歳からのスタートアップはありか

私は40歳のおっさんである。

37歳で起業し、一度解散を経験し2度目のチャレンジをさせていただいている。

40歳というと、社会の酸いも甘いも一通り経験し職業人生の折り返しを迎え色々な思いに突き動かされる年齢だろう。自分も不惑どころか日々葛藤の真ん中である。

そんな、腫れものセンチメンタルなアラフォーが40歳から起業するとした場合に直面するであろう事をリストしてみる。

 

体力こそ資本という現実を知る

自社でプロダクトをこしらえて世に問うのだ!という熱い、いや第三者からするとどうでもいい思いを具現化するために1日16時間労働も厭わない覚悟が必要になってくる。

1日24時間という地球上の生命体全てに与えられた物理リソースの限界を超えられない以上、1時間でも多くの生産的作業をしoutputを出さなければならない。 

税金が辛い

アラフォーともなるとサラリーマン時代の所得もそれなりのものになっているだろう。退職後の税金(市民税等)は全てサラリーマン時代の所得をベースに計算されるので前もって備えが必要だ。そして、会社が厚生年金を払ってくれているありがたみを実感するだろう。

サラリーマン時代の人脈は期待するな

会社員時代に誰でも知っている大企業に勤めていた人ほどこの現実に直面するだろう。

名刺にある会社のロゴ、肩書きは全て与えられたものであってそれがなくなった時、単なるおじさんになってしまう。

その代わり、軽薄な付き合いだった人は蜘蛛を散らすように去っていく代わりあなたと仕事したいと言ってくれる人が必ずいるはずだ。そんな人こそ、大切にすべきである。

Give and Takeが基本である

独立すると取引先の社長と交流する機会も増えるだろう。先方の時給を考えた場合、あなたと会ってくれた30分でまず相手になにを提供できるか考えるべきだろう。

常に相手の求めている事を先回りして提供できるネタ作りや準備をしておきたい。

媚びるな

アラフォーで組織を飛び出すのはリスクでもあるが20年社会人をやってきたという事実に自信を持ってほしい。

リスクを負ってまでやりたい事があるのだから、苦手な人に無理くり付き合うだけの時間は無いはずだ。本当に一緒に仕事をしたい人というのは、限られてくるはずだ。

せっかく大海に漕ぎだすのだから自分の意思を持ってやりたい事をやり通そう。

 

日本も副業許可の流れに動いているらしいが、これをチャンスと思うか単なる制度設計の1つと思うかは自由である。